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中谷彰宏公式サイト - AKIHIRO NAKATANI -

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中谷彰宏からの今日のメッセージ

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人生は、好きなものを集めて回るコレクションの旅だ。
9月東京校体験塾in小田原測候所・前編

2020年09月10日(木)

親愛なる君に

9月の東京校遠足塾は、現代アートの達人・杉本博司さんの
個人コレクション館・小田原測候所。

まず、目に飛び込んでくるのは、長い水平線。
目に飛び込まない。
ひと目で、見切ることができない長さ。

あらゆる人が、コレクターだ。
人生は、好きなものを集めて回るコレクションの旅だ。
人生が、一つの美術館となる。
事前の予習を遥かに上回る量と質のお宝に迷い込む。
入館時に頂いた図録には、49作品。
さらに、3作品が差し込みで追加される。
しかも、広大なみかん畑と、竹林。
すべてが、目に入り切らない。
世界には、死ぬまでに見切ることができない膨大な美があることを、
思い知らされる。
緑色の早生ミカンがなっている。
故郷の泉州のみかん畑で見た緑色の早生みかんを久しぶりに見た。
みかん畑は、太陽を浴びるために、傾斜地に作られる。
その傾斜は、スキーだと上級者コース。
最初のうちは、一つ一つの作品に驚いているが、
やがて、驚き疲れてくる。
邪念が消えて、無念無想の境地になっていく。
なんという贅沢な美の味わい方だろう。

曲がりくねった路を滑り落ちるように歩きながら、
作品の横を通り過ぎていく。
オリエンテーリング部だった中学時代を思い出した。
入り口は、崖の上。
作品群は、下へ下へと続いていく。
このまま降りていくと、もう入り口には、戻れないのではないかと、
心配になる。
僕たちは、三途の川を渡ろうとしているのではないか。
どの景色を見ても、この世のものではない。

彰宏より

P.S.
みんなが、「まだ、行きたい」と「戻れるか」の混じった表情をしている。
さて、どうするか。
続きは、明日のレターで。
【中谷塾】ワークショップ
(【ナカタニズ・テーブル】【体験塾】も、こちらから)

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