親愛なる君に

【東京校ワークショップ・大人の遠足塾】の12月は、
恒例、いちょう祭りでした。

まず、参加者に質問。
「絵画館に向かって、イチョウ並木の右と左のどちら側を歩けばいいか」
正解は、その時の太陽の方角で決まります。
日の当たり方で、同じ景色もまったく変わります。
光を観ることを、観光と言います。
コマーシャルの撮影は、場所ではなく、
光を追いかけて、世界中にロケに行きます。
イチョウ並木の歩道のど真ん中に走る
神々しい光の筋の中を、歩きました。

次は、聖徳記念絵画館へ。
「中に入れるとは知りませんでした」
入れなかったところに入るのが、【大人の遠足塾】。
皇室は、生きる日本文化の博物館です。
教科書で見た「王政復古」
「江戸開城談判(勝・西郷会談)」「下関講和談判(下関講和条約)」の
原画に触れました。
明治天皇が、家庭教師に就いて学ぶ姿が、印象的でした。

そして、日本青年館ホテルで、食事。
「ロビーが上にあるホテルは、怖くて入りにくい」
と、エミちゃんが言いました。
15階から、建設中の新国立競技場・神宮球場・秩父の宮ラグビー場、
さっき歩いてきたイチョウ並木を、空から眺めてみました。
暖かな光を浴びた西新宿のビル群を見て、
サンフランシスコで見た景色を思い出しました。

彰宏より

P.S.
2018年１月の【大人の遠足塾】新春特別企画は、
12月の遠足塾の中に、伏線があります。
「ロビーが上にあるホテルは、怖くて入りにくい」
「サンフランシスコのような西新宿ビル群」
というわけで、「都庁とパーク ハイアットに上って夜景を味わう」です。